避妊することなく定期的な性交渉を行い、2年たっても妊娠の兆候がない場合には不妊が疑われるので専門の病院で相談するのが一般的です。妊娠は年齢が高くになるにつれて確率が低くなるため、不妊治療を行うのは早い方が良いとされており、不妊治療をしながらも年を取ることに焦りを感じてしまいがち。確かに女性が妊娠するには年齢的なリミットがありますので、出来るうちにできるだけのことはやっておきたいものです。病院では不妊に関する検査を行い、タイミング法や人工授精などで妊娠を目指しますが、病院での治療以外にできることはないのでしょうか。
不妊治療以外で妊娠のために利用しているものの中でも特に人気が高いのが、サプリメントや漢方薬です。妊娠のメカニズムは非常に複雑で体内のさまざまな要素が重なって妊娠が成立するため、体を妊娠しやすい状態にしていくことはとても大切。たとえば冷えや血行不良は妊娠には大敵ですし、活性酸素による体の老化は卵巣の機能を弱らせてしまうため卵子の排出にも関わります。サプリメントや漢方医薬には血行促進や冷えの解消、抗酸化作用を持つものも多く、体質改善にはたいへん有効ですし、副作用が少ないので不妊治療と併用できるものも少なくありません。また、最近では不妊の解消に効果があるとして鍼灸も注目を浴びており、利用する人が増えてきています。鍼灸には高い血流促進の効果があるため子宮に栄養に十分に栄養を行きわたらせ妊娠しやすくしたり、ホルモンバランスを整えたりする効果もあるのです。こうしたサプリメントや漢方薬、鍼灸などは、不妊治療を行いながら利用する人も多いのですが、念のために医師に利用しても良いかなどを相談しながら使うようにしましょう。メンタル面では、ストレスは妊娠への悪影響となりますので、出来るだけ気持ちを軽く持つようにしたいもの。しかし、妊娠への焦りと辛い不妊治療がストレスになるのは仕方がないことですので不妊治療を行う仲間が集まる掲示板やSNSなどのコミュニティを利用して、ストレスを解消しながら情報交換などをしていくのがおすすめです。
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